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印刷時の認証情報設定に関する制限事項
EDPdriver EXでは、印刷時に認証情報を変更して印刷を行うことができます。
この機能を使用する場合の注意制限事項について説明します。
(1)認証情報設定に必要なユーザー権限
- 認証情報の設定を行う場合、Administrator権限を持つユーザーでログインした状態で、EDPdriver EXを使用していただく必要があります。
- それ以外のユーザーで使用する場合は、Administrator権限を持たないユーザーでも認証情報の変更を行えるよう、使用するプリンタードライバーの設定を事前に変更しておいてください。
(2)認証情報設定時のパフォーマンス
- 認証情報の設定を行う場合、複数のジョブを連続して印刷すると、認証情報の設定を行わない場合に比べてパフォーマンスが低下することがあります。
(3)認証情報の設定競合
- 認証情報の設定を行う場合、認証情報の設定は使用するWindowsプリンターアイコンの既定値に反映されるため、他のシステムから同時に印刷を行うと、その出力結果にはEDPdriver EXが設定した認証情報が反映されてしまいます。
アプリケーションの制限について
以下の方式で印刷を行うアプリケーションではEDPdriver 5577を使用できません。
- プリンタポートへ直接出力する場合などのプリンタドライバを使用せずに印刷を実行するアプリケーション
- 描画系のGDIインターフェースで印刷を実行するアプリケーション
- RAW形式(5577データ)以外のデータで印刷を実行するアプリケーション
DocuWorks利用に関する制限事項
(1)DocuWorksの対応バージョン
- DocuWorks形式を選択してファイル保存を行うには、DocuWorksがインストールされている必要があります。
(2)DocuWorks使用前の準備
- DocuWorks形式を選択してファイル保存を行う場合、DocuWorksのライセンス認証およびユーザー個別設定が完了している必要があります。
(3)取り扱い可能なページ数
- DocuWorks形式を選択してファイル保存を行う場合、10000ページを超える文書はDocuWorks形式には変換できません。
DocuWorks形式への変換処理は行わず、エラーコードをログに記録します。 - 印刷ユニットでDocuWorks Printerを使用してDocuWorks形式のファイルを作成する場合は、10000ページを超える文書もそのまま出力するので、出力結果はDocuWorksの仕様に依存します。
(4)”通常使うプリンター”競合の可能性
- DocuWorks形式を選択してファイル保存を行う場合、一時的に通常使うプリンターがDocuWorks Printerに変更されます。
その間に、”通常使うプリンター”を利用する他システムなどから印刷を行うと、DocuWorks Printerに対して印刷が実行されてしまうことになります。また、他システムが”通常使うプリンター”を変更してしまうと、EDPdriver EXからの配信が、変更された”通常使うプリンター”に対して行われてしまいます。
白紙印刷に関する制限事項
封入封緘マーク印字ユニットで両面印刷を指定している場合、1宛先分のページ数によっては自動で白紙を挿入することがあります。
白紙の印刷を保証するために、サポート対象機種においては、プリンタードライバーの[白紙節約]→“白紙節約しない”を設定後、印刷を実行しています。
課金システムをご使用の場合、この白紙面も課金の対象となる場合があるのでご注意ください。
アプリケーションの制限について
以下の方式で印刷を行うアプリケーションではEDPdriverを使用できません。
- プリンタポートへ直接出力する場合などのプリンタドライバを使用せずに印刷を実行するアプリケーション
- 描画系のGDIインターフェースで印刷を実行するアプリケーション
- RAW形式(ESCPデータ)以外のデータで印刷を実行するアプリケーション
処理の中止処理の受け付けについての注意/制限事項
フォームの仮印刷などの処理の途中で、[ファイル]メニューの[中止]、[フォームソース]メニューの[中止]、[フォームプリンタ]メニューの[中止]、および[メンテナンス]ツールバーの[中止]ボタンを選択しても、処理が中断されない場合があります。
これは、処理が既にプリンタへ移行していて、FormWatcherから制御ができないためです。
この場合は、処理が完了するまで待機してください。
テストページの印刷について
EDPdriver 5577では、Windowsの「テストページの印刷」機能はサポートしておりません。
印刷結果に関する制限事項
EDPdriver EX Serverから印刷した結果が、アプリケーションの印刷プレビューやアプリケーションから直接印刷した結果と異なる場合があります。
これらの原因および、その対処方法について説明します。
(1)特定のフォントが文字化けする。
- 共有公開されたEDPdriver EX Serverプリンターに対してクライアントPCから印刷を行う場合、クライアントPCにインストールされているフォントバージョンと同じバージョンのフォントがEDPdriver EX Serverがインストールされているサーバーにもインストールされていなければ、フォントが文字化けして印刷される場合があります。フォントが文字化けする場合、クライアントPCもしくはサーバーPCのフォントをバージョンアップし、新しい方のフォントに合わせるようにしてください。
(2)プリンターフォントが正しく出力されない。
- 文書中で、プリンター本体に搭載されているフォント(プリンターフォント)を使用している場合、フォントが正しく出力されない場合があります。文書中にプリンターフォント指定の文字列が存在する場合、その文字列はアプリケーション側で何かのフォントに置換され印刷されます。
- プリンターフォントを使用して印刷する場合には、文書中ではTrue Typeフォントを選択し、印刷で使用するプリンタードライバー側でフォント代替を指定してください。
(3)罫線が強調して描画される。
- EDPdriver EX Serverの罫線補正機能により、文書中の罫線が強調して描画される場合があります。
- このような現象が発生した場合には、環境設定ツールから[画質補正]タブの[罫線を補正する]チェックボックスをOFFに設定し、罫線補正機能を解除してください。
(4)イメージが白紙で描画される。/描画したイメージに線が入る。
- 印刷する文書の内容によっては、白紙で描画されてしまったり、描画したイメージに線が入ってしまう場合があります。
- このような現象が発生した場合には、環境設定ツールから[画質補正]タブの[画質を補正する]チェックボックスをONに設定し、画質補正機能を有効にしてください。
(5)イメージの端が切れて描画される。
- ACEL EDPdriver EX Serverプリンターの印字可能領域(余白)の設定は、デフォルト各辺0.0mmとなっています。
- 基幹システム(端末エミュレータ)などの余白を持たないアプリケーションから取り込んだデータを、印刷ユニットやDocuWorks形式でのファイル保存でWindowsプリンターアイコンに対して出力を行う場合、使用するWindowsプリンターアイコンの余白設定や倍率の設定を変更して、用紙に収まるよう調整しなければ、余白にかかる部分のイメージが切れた状態で出力されてしまいます。
- 印字位置補正ユニットを使用して用紙に収めるよう調整することも可能です。
テストページの印刷について
EDPdriverでは、Windowsの「テストページの印刷」機能はサポートしておりません。