EDPdriver EX Serverから印刷した結果が、アプリケーションの印刷プレビューやアプリケーションから直接印刷した結果と異なる場合があります。
これらの原因および、その対処方法について説明します。
(1)特定のフォントが文字化けする。
- 共有公開されたEDPdriver EX Serverプリンターに対してクライアントPCから印刷を行う場合、クライアントPCにインストールされているフォントバージョンと同じバージョンのフォントがEDPdriver EX Serverがインストールされているサーバーにもインストールされていなければ、フォントが文字化けして印刷される場合があります。フォントが文字化けする場合、クライアントPCもしくはサーバーPCのフォントをバージョンアップし、新しい方のフォントに合わせるようにしてください。
(2)プリンターフォントが正しく出力されない。
- 文書中で、プリンター本体に搭載されているフォント(プリンターフォント)を使用している場合、フォントが正しく出力されない場合があります。文書中にプリンターフォント指定の文字列が存在する場合、その文字列はアプリケーション側で何かのフォントに置換され印刷されます。
- プリンターフォントを使用して印刷する場合には、文書中ではTrue Typeフォントを選択し、印刷で使用するプリンタードライバー側でフォント代替を指定してください。
(3)罫線が強調して描画される。
- EDPdriver EX Serverの罫線補正機能により、文書中の罫線が強調して描画される場合があります。
- このような現象が発生した場合には、環境設定ツールから[画質補正]タブの[罫線を補正する]チェックボックスをOFFに設定し、罫線補正機能を解除してください。
(4)イメージが白紙で描画される。/描画したイメージに線が入る。
- 印刷する文書の内容によっては、白紙で描画されてしまったり、描画したイメージに線が入ってしまう場合があります。
- このような現象が発生した場合には、環境設定ツールから[画質補正]タブの[画質を補正する]チェックボックスをONに設定し、画質補正機能を有効にしてください。
(5)イメージの端が切れて描画される。
- ACEL EDPdriver EX Serverプリンターの印字可能領域(余白)の設定は、デフォルト各辺0.0mmとなっています。
- 基幹システム(端末エミュレータ)などの余白を持たないアプリケーションから取り込んだデータを、印刷ユニットやDocuWorks形式でのファイル保存でWindowsプリンターアイコンに対して出力を行う場合、使用するWindowsプリンターアイコンの余白設定や倍率の設定を変更して、用紙に収まるよう調整しなければ、余白にかかる部分のイメージが切れた状態で出力されてしまいます。
- 印字位置補正ユニットを使用して用紙に収めるよう調整することも可能です。