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簡易フォームエディタのMicrosoft Word 2007以降での運用について

Microsoft Office 2007以降では、セキュリティが強化されたことで、簡易フォームエディタが正常に動作しない場合があります。
その場合には、以下の手順に沿って、簡易フォームエディタのWordのテンプレートファイルが格納されている場所を、信頼できる場所として登録して使用して下さい。

【設定手順】

  1. セキュリティセンターダイアログを表示します。
  2. 信頼出来る場所にFormWatcherのパスを追加します。
    「新しい場所の追加」からFormWatcherのインストール先を指定します。
    <デフォルトの場合>C:¥Program Files¥ACEL¥ACFrmWch
  3. アドインの設定を行います。
    「すべてのアプリケーションアドインを無効にする」を選択します。
  4. ActiveXの設定を行います。
    「先に確認メッセージを表示してから、初期化に危険が伴いコントロールには制限を強化し、初期化しても安全なコントロールには最低限の制限を適用して有効にする」を選択し、「セーフモード」を選択します。
  5. マクロの設定を行います。
    「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択します。

また、ファイルを保存するときに、ファイルの種類で「Word マクロ有効文書(*.docm)」の形式で保存することを推奨します。

加工ユニットの適用順序に関する注意事項

ルールを構成する以下のユニットは、定義順に適用されます。
ユニットの定義順とは、ルールエディターにおいてツリー表示している各ユニットの上から下へ、という意味です。

– ページ削除
– ページ複製
– 封入封緘マーク印字(※)

※封入封緘マーク印字ユニットのOMRコード印字については、配信時に適用されます。

以下のユニットは、同一実施条件かつ同一指定条件の場合、一番最後に指定を行っているユニットが有効になります。

– 印字位置補正
– フォームオーバーレイ
– 属性情報設定

マスク処理ユニットは、マニュアルの「6.3 加工 – マスク処理ユニット使用の際の制限」に記載しているとおり、複数のマスク処理ユニットを使用して、10個以上のマスクを同一ページに貼り付けるルールを作成することはできますが、有効になるのは先に適用される10個までとなります。

プリンタドライバを最新のものにバージョンアップしたいのですがDocWaysに影響ありますか?

  • プリンタドライバのバージョンアップを行う際は、DocWaysがサポートしているバージョンのドライバを必ずご使用ください。また、プリンタドライバのバージョンアップ時の注意事項もあわせてご覧下さい。
  • ドライバのバージョンアップを行った場合は、宛先フォルダを作成し直す必要がありますのでご注意ください。

ホストデータ変換ツール Ver.1.0.3 からのバージョンアップについて(Professional版のみ)

Windows XPの環境下において、ホストデータ変換ツールVer.1.0.3から、EDPdriverにバージョンアップする場合、バージョンアップ直前にコンピュータを再起動してください。
再起動後にバージョンアップした場合、ホストデータ変換ツールVer.1.0.3で作成したプリンタのプリンタプロパティ-[全般]タブ-[印刷設定]ボタン-「印刷設定」ダイアログを開くと、バージョンアップ前の内容は引き継がれず、[詳細設定]タブ-[標準の設定]ボタン-「標準の設定」ダイアログで指定した内容と同じになっています。

Excel文書をDocWaysで指定すると、部数指定がうまくいかない、or 宛先番号が空になることがあるのですが、なぜですか?

アプリケーションによっては、文書ファイル中に独自のドライバプロパティ値を設定しているものがあります。
この場合、宛先フォルダにて設定したプリンタのドライバプロパティ値が反映されない場合や、ファイル変換を正常に行えない場合があります。
以下のアプリケーションで発生していることが判明しております。

「Microsoft Excel」

 
発生する条件は以下のとおりです。

  1. アプリケーションにて文書ファイルの印刷または印刷プレビューを実行し、かつ
  2. 文書ファイル作成時に使用したプリンタと、DocWaysで使用するプリンタが同じである場合(アプリケーションによっては、印刷を実行しなくてもファイル作成または更新するだけで同様の現象が発生するものもあります。)
  3. 宛先フォルダにて設定したプリンタのドライバプロパティ値が反映されない結果、宛先フォルダにて設定したはずの以下の機能が正常に動作しなくなります。

    1. 部数指定による分散印刷/複数同時印刷
      文書ファイル作成時に設定した部数で印刷されます。
    2. 分散送信/複数同時送信
      文書ファイル作成時に設定した宛先に送信されます。
      文書ファイル作成時に送信しなかった場合、FAX宛先なしで実行してしまいます。
    3. 印刷/FAX業務共通
      ジョブの完了状態が取得できません。
    4. FAX業務
      送信に使用するダイレクトFAXドライバの「ファクス送信の設定/確認」画面が表示されてしまい、この画面に応答しなければFAX送信されません。
    5. この問題は、DocWaysを使用するマシン上でプリンタを生成する場合、クライアント側で使用するマシンと異なるプリンタ名を入力することで回避できます。

簡易フォームエディタとMicrosoft Word機能との関係について

簡易フォームエディタは、Wordの機能を利用したフォーム作成ツールですが、Wordの設定によってはフォーム作成に適していない機能もあります。フォームイメージの作成に関しては、「フォームツール」ツールバーで図形を貼り付けて作成するようにして下さい。
また、ページ上に通常の文を入力して作成した場合にも、正常な結果が得られない場合があります。