プリンタアドレスは、プリンタ状態一覧画面で指定できます。
プリンタ状態一覧画面におけるプリンタアドレスの指定方式は、IPアドレス、IPXアドレス、DNS名の3種類です。
※プリンタ状態一覧画面:使用可能なプリンタを一覧表示し、プリンタ本体のデバイス情報(カラー、両面等)、状態(正常、故障等)、印刷ジョブの出力状況(アイドル、印刷中等)、印刷ジョブの混み具合を状態表示します。
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「ACEL Printer」について
しんぷりをインストールすると、Windows(R) のプリンタとして”ACEL Printer”が生成されます。”ACEL Printer”はしんぷりの印刷を効率よく処理するためのプリンタです。
プリンタの削除や、プリンタのプロパティから動作環境を変更することはしないようお願いいたします。プリンタを削除するとしんぷりは起動できません。
また、下記の環境下において、アプリケーションから”ACEL Printer”を指定して印刷を実行した場合、しんぷりは自動で起動できません。(メッセージが表示されます。)
このような場合は、[スタート]メニューから[プログラム」→[エイセルパッケージ]→[しんぷり]を選択してください。
Windows(R) XPにおいて
Windows(R) 起動時のユーザとは別のユーザに切り替えてログオンし、かつ
アプリケーションから”ACEL Printer”を指定して印刷を実行した場合
登録できる印刷テンプレートの数について
登録できる印刷テンプレートの数は最大20までです。
簡単印刷属性と対象プリンタのプロパティの関係について
(Ver1.0.0, 1.0.2, 1.0.3が対象になります。)
下記の印刷属性は、しんぷりでプリンタプロパティを使用せずに直接設定することができます。
出力用紙サイズ、両面印刷、Nアップ、カラーモード、部数、ソート
ただし、使用するプリンタのドキュメントの規定値(標準のプリンタプロパティ値)に対して、上書き設定を行うため、ドキュメントの規定値としんぷりが設定する印刷属性の組み合わせに矛盾が発生する場合があります。この場合、印刷実行時に「プリンタに対する印刷属性の取得、設定に失敗しました。」のエラーメッセージが表示され、エラーが発生したプリンタへの印刷は実行できません。
例として、DocuPrint C2220においてエラーが発生する、ドキュメントの規定値と印刷属性の主な組み合わせについて説明します。
- 「出力用紙サイズ」(指定の用紙サイズに収める)にてエラーが発生するケース
ドキュメントの規定値にて「トレイ/排出」タブの「用紙トレイ選択」に「トレイ3(大容量)」または、「トレイ4(大容量)」が指定されている場合に、しんぷりから「出力用紙サイズ」に「A3」「B4」「A5」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」が指定されている場合に、しんぷりで「出力用紙サイズ」を指定しないと、印刷実行時にエラーとなります。 - 「両面印刷」にてエラーが発生するケース
ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」が指定されている場合に、しんぷりから「両面印刷」に「なし」「短辺とじ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「拡大連写」が指定されている場合に、しんぷりから「両面印刷」に「長辺とじ」「短辺とじ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。 - 「Nアップ」(複数ページを一枚の用紙にまとめて印刷する)にてエラーが発生するケース
ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」または、「拡大連写」が指定されている場合に、しんぷりから「Nアップ」に「2ページ」「4ページ」「8ページ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
ドキュメントの規定値にて「スタンプ/フォーム」タブの「フォーム作成/登録」または、「オーバーレイ印字」が指定されている場合に、しんぷりから「Nアップ」に「2ページ」「4ページ」「8ページ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。 - 「カラーモード」にてエラーが発生するケース
ドキュメントの規定値にて「グラフィックス」タブの「画質調整モード」に「おすすめ」以外のモードが指定されている場合に、しんぷりから「カラーモード」に「白黒」を設定すると印刷実行時にエラーとなります。
※また、エラーにはなりませんが、ドキュメントの規定値にて「給紙トレイ」として「自動」以外の給紙トレイが指定されている場合に、しんぷりから「出力用紙サイズ」を指定 して印刷を実行すると、ドキュメントの規定値にて指定したトレイを使用するため、指定した用紙サイズで出力されない場合があります。
圧縮文書の取り込みについて
ZIP形式または、LZH形式で圧縮されたファイルは、自動解凍してファイル一覧画面に取り込むことができます。
以下のDLLファイルがWindows(R) フォルダ、Windows(R) のシステムフォルダ、パスの通ったフォルダまたは、しんぷりのインストール先フォルダにあらかじめ必要です。
- ZIP形式ファイルを解凍する場合は、UNZIP32.dllが必要です。
- LZH形式ファイルを解凍する場合は、UNLHA32.dllが必要です。
解凍したファイルは、しんぷりの作業用フォルダに取り込み、そこから印刷を実行します。
ファイル一覧画面から消去された場合は、解凍したファイルを自動で削除します。
メール添付文書の取り込みについて
Eメールの添付文書や、Windows(R) がテンポラリフォルダとして指定しているフォルダからファイルを取り込む場合、しんぷりの作業用フォルダに一旦コピーしそこから印刷を実行します。
※Windows(R) システムが途中でファイルを削除してしまうのを防ぐためです。
ファイル一覧画面から消去された場合は、コピーしたファイルを自動で削除します。
フォルダの取り込みについて
- フォルダを直接指定して取り込むことができます。
- フォルダを指定した場合、配下の文書ファイル全てが取り込みの対象となります。
- サブフォルダを持つフォルダを指定した場合、全てのサブフォルダの文書ファイルが取り込みの対象となります。
Windows(R) XP / Windows Server(R) 2003の動作環境について
Windows(R) XPおよびWindows Serve(R) 2003環境下においては、管理者(Administrator)権限を持つユーザー名でログインしなければしんぷりは起動できません。
DNS名を使用してプリンタを作成した場合にプリンタアドレスが自動解決できない問題とその回避方法について
下記の条件に該当する場合、しんぷりではプリンタアドレスが自動解決できません。
そのため、プリンタの使用状況や印刷ジョブの出力状況が獲得できなくなります。
- Windows(R) 2000でプリンタを作成する場合に「プリンタポートの選択」にて”Standard TCP/IP Port”を選択し、かつ
- Standard TCP/IP Port”の構成画面の「プリンタ名またはIPアドレス」にDNS名を設定した場合
この様な場合は、以下の操作を行います。
- [ツール]-[プリンタ状態一覧]メニューを選択します。
- プリンタ状態一覧画面にて該当するプリンタを選択し、[アドレス変更…]ボタンを押します。
- プリンタアドレスの変更にてIPアドレスまたは、IPXアドレスを設定後、[OK]ボタンを押してください。
印刷属性が指定できないプリンタについて
下記の条件に該当するプリンタを使用する場合、印刷属性を個別に指定することはできません。
[簡単印刷][複数印刷]において印刷属性を指定できません。プリンタのみ指定できます。
- 富士ゼロックス(株)社製以外のプリンタである。
- 使用するプリンタドライバがART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバでない。
- ART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバにおいてプリンタドライバのバージョンがサポート対象外のバージョンである。
※3.の条件に該当するプリンタは、上記条件を解決すれば印刷属性を指定することができます。