簡単印刷属性と対象プリンタのプロパティの関係について
(Ver1.0.0, 1.0.2, 1.0.3が対象になります。)

下記の印刷属性は、しんぷりでプリンタプロパティを使用せずに直接設定することができます。

出力用紙サイズ、両面印刷、Nアップ、カラーモード、部数、ソート

ただし、使用するプリンタのドキュメントの規定値(標準のプリンタプロパティ値)に対して、上書き設定を行うため、ドキュメントの規定値としんぷりが設定する印刷属性の組み合わせに矛盾が発生する場合があります。この場合、印刷実行時に「プリンタに対する印刷属性の取得、設定に失敗しました。」のエラーメッセージが表示され、エラーが発生したプリンタへの印刷は実行できません。

例として、DocuPrint C2220においてエラーが発生する、ドキュメントの規定値と印刷属性の主な組み合わせについて説明します。

  1. 「出力用紙サイズ」(指定の用紙サイズに収める)にてエラーが発生するケース

    ドキュメントの規定値にて「トレイ/排出」タブの「用紙トレイ選択」に「トレイ3(大容量)」または、「トレイ4(大容量)」が指定されている場合に、しんぷりから「出力用紙サイズ」に「A3」「B4」「A5」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
    ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」が指定されている場合に、しんぷりで「出力用紙サイズ」を指定しないと、印刷実行時にエラーとなります。
  2. 「両面印刷」にてエラーが発生するケース
    ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」が指定されている場合に、しんぷりから「両面印刷」に「なし」「短辺とじ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
    ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「拡大連写」が指定されている場合に、しんぷりから「両面印刷」に「長辺とじ」「短辺とじ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
  3. 「Nアップ」(複数ページを一枚の用紙にまとめて印刷する)にてエラーが発生するケース
    ドキュメントの規定値にて「用紙」タブの「拡大連写/小冊子作成」に「小冊子」または、「拡大連写」が指定されている場合に、しんぷりから「Nアップ」に「2ページ」「4ページ」「8ページ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
    ドキュメントの規定値にて「スタンプ/フォーム」タブの「フォーム作成/登録」または、「オーバーレイ印字」が指定されている場合に、しんぷりから「Nアップ」に「2ページ」「4ページ」「8ページ」のいずれかを設定すると印刷実行時にエラーとなります。
  4. 「カラーモード」にてエラーが発生するケース
    ドキュメントの規定値にて「グラフィックス」タブの「画質調整モード」に「おすすめ」以外のモードが指定されている場合に、しんぷりから「カラーモード」に「白黒」を設定すると印刷実行時にエラーとなります。

※また、エラーにはなりませんが、ドキュメントの規定値にて「給紙トレイ」として「自動」以外の給紙トレイが指定されている場合に、しんぷりから「出力用紙サイズ」を指定 して印刷を実行すると、ドキュメントの規定値にて指定したトレイを使用するため、指定した用紙サイズで出力されない場合があります。