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プリンタオプションの最適化機能を使用できないプリンタについて

下記の条件に該当するプリンタを使用する場合、[プリンタオプションの最適化]を使用することはできません。

  1. 富士ゼロックス(株)社製以外のプリンタである。
  2. 使用するプリンタドライバがART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバでない。
  3. FAXドライバを使用している。(FAXドライバは、「プリンタオプションの最適化」を使用することはできません。)
  4. ART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバにおいてプリンタドライバのバージョンがサポート対象外のバージョンである。
  5. プリンタがネットワークで接続されていない。
  6. ネットワークで接続されていてもプリンタのアドレスが解決できない。 プリンタ電源オフのため、プリンタと通信できない。
  7. プリンタのSNMPエージェントが起動していない。
  8. ※4. 5. 6. 7.の条件に該当するプリンタは、上記条件を解決すれば[プリンタオプションの最適化]を使用することができます。

印刷、FAX送信結果が通知できないプリンタについて

下記の条件に該当するプリンタは、印刷、FAX送信結果を通知することができません。

  1. 富士ゼロックス(株)社製以外のプリンタである。
  2. 使用するプリンタドライバがART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバでない。または、XPL2プリンタドライバにおいて下記以外のプリンタが使用されている。
  3. DocuPrint C830
    DocuPrint C1616

  4. ART EXプリンタドライバ、PLWプリンタドライバ、ARTプリンタドライバ、XPL2プリンタドライバにおいてプリンタドライバのバージョンがサポート対象外のバージョンである。
  5. プリンタがネットワークで接続されていない。
  6. ネットワークで接続されていてもプリンタのアドレスが解決できない。 プリンタ電源オフのため、プリンタと通信できない。
  7. プリンタのSNMPエージェントが起動していない。
  8. 印刷ジョブの状態を獲得できない。

※3. 4. 5. 6. の条件に該当するプリンタは、上記条件を解決すれば印刷結果を通知することができます。

印刷の状況や印刷結果がしんぷりで取得できないケースとその回避方法について

下記の条件に該当する場合、印刷の状況や印刷結果がしんぷりで取得できません。
そのため、印刷が完了したことが検知できず、しんぷりでは印刷処理中であると判断してしまいます。

  1. 印刷を実行せずにアプリケーションが終了した場合
    例1:印刷を指示する為のダイアログを開いて、オペレータの入力を要求するアプリケーションにおいてダイアログで[キャンセル]を選択した。
    例2:アプリケーションにて印刷を開始する前にエラーが発生し、アプリケーションが印刷を行わなかった。
  2. アプリケーションからの応答がない場合
    例1:印刷途中で止まってしまった。
    例2:アプリケーションが終了しない。
    このような場合や、印刷途中で強制終了させたい場合は、以下の操作を行います。

    ・印刷ダイアログの[中断]ボタンを押します。
    ・「印刷終了中…」のメッセージが表示されます。
    ・強制終了する場合は、[終了]ボタンを押してください。印刷を中断します。
    ※強制終了すると印刷エラーが発生する場合がありますが、しんぷりの動作および、他のアプリケーションには影響しません。

印刷結果に関する制限事項について

しんぷりから印刷した結果が、アプリケーションの印刷プレビューやアプリケーションから直接印刷した結果と異なる場合があります。
これらの原因および、その対処方法について説明します。

  1. プリンタフォントが正しく出力されない。
    ・文書中にプリンタフォントが存在する場合、プリンタフォントが正しく出力されない場合があります。文書中にプリンタフォント指定の文字列が存在する場合、その文字列はアプリケーション側で何らかのフォントに置換され印刷されます。
    ・プリンタフォントを使用して印刷する場合には、文書中ではTrue Typeフォントを選択し、印刷で使用するプリンタドライバ側でフォント代替を指定してください。
    ※この問題は、下記の条件下では発生しません。
    Windows(R) 95 / 98 / Meにおいて[簡単印刷]を実行する場合でかつ、[複数の文書を束ねて印刷]、[代行印刷]を指定しない場合。
  2. グラフィック系の印刷結果が異なる。
    ・Microsoft(R) PowerPointの印刷において、しんぷりから印刷した結果が、アプリケーションから直接印刷した結果と異なる場合があります。
    しんぷりから印刷→カラーイメージで印刷されます。
    アプリケーションから直接印刷→グレースケールイメージで印刷されます。
    ・この現象は、以下のプリンタを使用した場合に発生します。
    ARTプリンタドライバを使用するプリンタは、Microsoft(R) PowerPoint 2002 / 2003でのみ発生します。
    Laser Press 4150
    Laser Press 4150 II
    Laser Press 4160 / 4161
    Laser Press 4160 II / 4161 II
    Laser Press 4200
    Laser Press 4210
    Laser Press 4300
    Laser Press 4410
    Able 1220 / 1320 / 1321 / 3221 / 3321 / 1180 / 3180
    Able 1250 / 1251 / 1350 / 1351 / 1405 / 3250 / 3350 / 3351 / 3405
    DocuCentre 250 / 350 / 400
    DocuCentre 251 / 351 / 401
    DocuCentre 450 / 550
    DocuCentre 450E / 550E / 600 CP
    DocuCentre 505 / 605 / 705 CP
    DocuPrint 250 / 400
    DocuPrint 280
    DocuPrint 401
    DocuPrint 360 / 260
    以下のプリンタでは、Microsoft(R) PowerPoint 97 / 2000 / 2002 / 2003で発生します。
    ApeosPort 750 I / 650 I / 550 I
    ApeosPort 450 I / 350 I
    DocuCentre 750 I / 650 I / 550 I
    DocuCentre 450 I / 350 I
    DocuCentre f1100 / f900
    DocuCentre a1100 / a900
    DocuCentre f285 / f235
    DocuCentre a285 / a235
    DocuCentre 185 / 155
    DocuPrint 405 / 505
    DocuPrint 340A
    DocuPrint 350JM
    DocuPrint 205 / 255 / 305
    DocuCentre 402 / 352
    DocuCentre 230 / 280
    DocuPrint 181 / 211
    DocuPrint 180 / 210
    Able 3150 / 3150 FS
  3. 印刷文書中にイメージデータがある場合、プリンタ側でエラーが発生し印刷できない。
    以下のプリンタにおいて、文書中にイメージデータが存在する場合、プリンタ側でエラーが発生し、印刷されないことがあります。
    DocuCentre 505 / 605 / 705 CP
    DocuPrint 280
    DocuCentre 251 / 351 / 401
    DocuPrint 401
    DocuPrint 360 / 260
    ・このような現象が発生した場合には、プリンタドライバの以下の設定を変更後、再度印刷を行ってください。
    該当するプリンタのプリンタプロパティを開きます。
    「グラフィックス」タブ/「画質/パフォーマンス」グループ内の「ビットマップ形式」を「ディザ」に変更します。
  4. 文書ファイルとアプリケーションのバージョン差異により、印刷結果が異なる。
    ・文書ファイルを作成したアプリケーションと印刷を実行するアプリケーションのバージョンが異なる場合、文書中の設定状態が無効となることがあります。
    ・例えば、Lotus1-2-3 98で作成した文書をLotus1-2-3 2000で印刷した場合、文書に対し設定したスケールが有効とならず、等倍で印刷されることがあります。
    ・このような現象が発生した場合には、一旦、印刷するアプリケーションのバージョンで文書ファイルを更新→保存後、再度印刷を行ってください。
    ※印字品質等に関して問題が生じた場合は、お手数ですが弊社までお問い合わせ願います。

CentreWare(TM) ネットワークサービスとの連携について

しんぷりと富士ゼロックス(株)CentreWare(TM) ネットワークサービス(以下、CentreWare(TM)と略記します。)の連携について説明します。

  1. 下記の条件においてしんぷりから印刷を実行すると、しんぷりから印刷結果の完了は通知されません。 代わりにCentreWare(TM) が印刷結果を通知します。
  2. CentreWare(TM) の「プリンターモニター」が動作中の場合でかつ、印刷を実行するプリンタのプリンタプロパティにて「CentreWare(TM) タブ」の「ドキュメントモニターを使用する」がONの場合

  3. しんぷりを起動、または印刷を実行すると、「このマシンにはCentreWare(TM) がインストールされています。しんぷり用のCentreWare(TM) サービスモジュールを以下の手順でインストールしてください。…」のメッセージが表示され、印刷できない場合があります。
  4. メッセージの内容に従って、「しんぷり-CentreWare(TM) サービスモジュールのインストール」を実行してください。
    ※本機能は、バージョンが4.8R2以降のCentreWare(TM) から有効となります。

CentreWare(TM) ネットワークサービス動作中に発生するパフォーマンス低下の問題について

CentreWare(TM) の「プリンターモニター」が動作中の場合、しんぷりから印刷を実行すると、印刷に時間がかかる場合があります。
この問題は、バージョンが4.8R2以前のCentreWare(TM) を使用した場合に発生します。
回避方法について説明します。

  1. 「CentreWare(TM) ネットワークサービス 4.8R4」では、この問題が解決されています。お手持ちのCentreWare(TM) をバージョンアップすることを推奨します。
    「CentreWare(TM) ネットワークサービス 4.8R4」は、富士ゼロックス(株)のホームページよりダウンロードできます。
    富士ゼロックス(株)のホームページにアクセスします。
    URL:http://www.fujixerox.co.jp
    [ダウンロードサービス]よりCentreWare(TM) の[ドライバー&ネットワークユーティリティ]を選択します。
  2. 動作中のCentreWare(TM) を終了させることでも回避できます。以下の操作で終了してください。
    Windows(R) の「タスクトレイ」に常駐している「CentreWare(TM) プリンターモニター」を選択します。
    メニューから[終了する]を選択します。
  3. この問題は、プリンタの電源が入っていない場合や、プリンタとの通信エラーが発生しCentreWare(TM) でモニタリングできないプリンタが存在すると顕著に現れます。
    根本的な回避策ではありませんが、「プリンタの電源を入れる」「プリンタのネットワークアドレスに誤りがあれば正しいアドレスを設定する」などのモニタリングできない原因を解消することでパフォーマンスの低下は緩和されます。

しんぷりイメージファイルについて

しんぷりイメージファイルは、しんぷり内部で使用する印刷イメージファイルです。

  • アプリケーションからACEL Printerを指定して印刷を実行すると、しんぷりイメージ文書が生成され、ファイル一覧画面に表示されます。
  • しんぷりイメージファイルは、しんぷりの作業用フォルダに一時的に作成され、そこから印刷を実行します。
  • ファイル一覧画面から消去された場合は、生成したファイルを自動で削除します。

Ver2.1からCD-ROMでの提供に変わったが、FDからのインストールとCD-ROMからのインストールの違いは?

インストールに関しましては、以前のバージョンのものと操作について変更はありません。
インストーラを起動するまでの、ファイルのコピー元が変更になったということを先にご理解いただきたいと思います。
以下にCD-ROMでの手順を中心にFDとの違いをまとめました。

  1. CD-ROMをマウントします。
    FDはシステム標準でマウントされておりますが、CD-ROMはマウントされていない場合がございますのでCD-ROMがマウントされていない場合は以下のコマンドを入力し、CD-ROMのマウントを行います。
    なお、SunOS(TM) のデバイスファイル名は、お客様自身で、調査していただく必要がございます。(以下のままで良い場合もあります、システムにより以下のデバイスファイルでも、問題無くマウントできます。/devディレクトリをご確認下さい。)
    Linux (R) では、最新バージョンのOSでは、システム起動時にCD-ROMをマウントするものもございます。Solaris(TM) では、CD-ROMドライブにCDを格納すると、自動でマウントが行われますので、コマンド入力は必要ありません。
     
    ※FDではこの操作が必要なかったと思いますが、CD-ROMが外付けのマシンでは、この操作が必要になります。
     
    SunOS (TM) mount -t hsfs -o ro /dev/sr0 /cdrom
    ※マウント先のディレクトリ”/cdrom”は事前に作成して下さい。
     
    Linux (R) mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
    HP-UX (TM) mount -F cdfs -o cdcase /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom
    ※マウント先のディレクトリ”/cdrom”は事前に作成して下さい。
  2. マウントしたディレクトリから、UNIX Filterのtarファイルを /tmpディレクトリにコピーします。
     
    ※FDでは、tarコマンドによってFDから直接コピー(解凍)を行っていたものが、CD-ROMはディレクトリとして認識されますので、コピーコマンドにより、ディレクトリにコピーする必要があります。
     
    SunOS (TM) /HP-UX (TM) cd /tmp
    cp /cdrom/uxfilter.tar.
    Solaris (TM) cd /tmp
    cp /cdrom/cdrom0/uxfilter.tar .
    Linux (R) cd /tmp
    cp /mnt/cdrom/uxfilter.tar .
  3. コピーしたファイルからUNIX Filterのインストールファイルを取り出します。(全OS共通)
     
    ※FDでは、FDに対して行っていたコマンドを、CD-ROMからコピーしたファイルに変更されました。
    tar xvf ./uxfilter.tar
  4. ここでtarコマンドにより、インストーラ、READMEファイル、UNIX Filter本体が取り出されます。
     
    ※FDでは、FDにtarコマンドを行った時点で、以下のファイルがカレントディレクトリにコピー(解凍)されています。
    install.sh
    README
    ufilter.tar
    ufilter2.tar
    ufilter3.tar
     
    ※ufilter2.tar、ufilter3.tarはカラー版のみ。install.shは通常版のみ、アップデート版はufinstchkというインストールチェックツールが格納されています。
  5. インストーラを起動し、UNIX Filterをインストールします。これ以降の操作は、以前のバージョンと変更はございません。
     
    ※FDでも同じコマンドを入力していました。
    ./install.sh

     
    ※アップデート版ではufinstchkを実行後、インストーラが作成されます。
    FDをドライブに挿入し直接、tarコマンドを入力し、カレントディレクトリにufilter.tar ファイルやインストーラを直接コピーしていたものが、CD-ROMからファイルをコピーするという操作が増え、tarファイルの解凍先がFDからコピーしてきたファイルに変わったというものです。
    FDドライブもシステム標準で無い場合は、マウントコマンドが必要になりますので、それがシステムがマウントするか、自身でマウントするかという事の差になっています。
    インストーラを起動後は、基本的なインストール操作に関しましては、以前のバージョンの操作をされた方であれば問題なく操作できると思います。