ART ドライバのFAX機に対応していたプログラムをART EXドライバのFAX機に対応させる場合、作成されているアプリケーションで次の対応を行っていただく必要があります。
- ART EXドライバではFAX送信時に送信確認ダイアログの表示が行われるため、送信確認ダイアログの表示を抑制する処理の追加
- ART EXドライバではFAX宛先情報をドライバの既定値に設定しておくことが可能なため、ドライバの既定値に設定される宛先情報をクリアする処理の追加
以下の処理手順を参考に対応してください。
デバイスコンテキストを使用する場合には1回の送信毎に下記処理を繰り返します。
fxPAPI_Create | ||
↓ | ||
fxPAPI_Reset(hAPI, “FaxToNum”) 追加する処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_SetFaxShowDialog(hAPI, FALSE) 追加する処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_Set/fxPAPI_SetEX | ||
↓ | ||
fxPAPI_CreateDC | ||
↓ | ||
デバイスコンテキストによる印刷処理/FAX送信処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_DeleteDC | ||
↓ | ||
fxPAPI_Destroy | ||
ドライバの設定情報の既定値の設定を利用する場合には1回の送信毎に下記処理を繰り返します。
fxPAPI_Create | ||
↓ | ||
fxPAPI_Reset(hAPI, "FaxToNum") 追加する処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_SetFaxShowDialog(hAPI, FALSE) 追加する処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_Set/fxPAPI_SetEX | ||
↓ | ||
fxPAPI_SetDefaultPrinter | ||
↓ | ||
ドライバの設定情報の既定値を利用した印刷処理/FAX送信処理 | ||
↓ | ||
fxPAPI_ResetDefaultPrinter | ||
↓ | ||
fxPAPI_Destroy | ||
※各関数の機能や仕様に関しては製品付属のPSLAD2の仕様書を参照してください。