以前PSLADにてARTドライバ用のFAX送信アプリケーションを作成したのですが、PSLAD2でART EXドライバの機種に対応させるにはどうすればよいですか?

ART ドライバのFAX機に対応していたプログラムをART EXドライバのFAX機に対応させる場合、作成されているアプリケーションで次の対応を行っていただく必要があります。

  1. ART EXドライバではFAX送信時に送信確認ダイアログの表示が行われるため、送信確認ダイアログの表示を抑制する処理の追加
  2. ART EXドライバではFAX宛先情報をドライバの既定値に設定しておくことが可能なため、ドライバの既定値に設定される宛先情報をクリアする処理の追加

以下の処理手順を参考に対応してください。
デバイスコンテキストを使用する場合には1回の送信毎に下記処理を繰り返します。

  fxPAPI_Create
   
  fxPAPI_Reset(hAPI, “FaxToNum”)        追加する処理
   
  fxPAPI_SetFaxShowDialog(hAPI, FALSE)     追加する処理
   
  fxPAPI_Set/fxPAPI_SetEX
   
  fxPAPI_CreateDC
   
  デバイスコンテキストによる印刷処理/FAX送信処理
   
  fxPAPI_DeleteDC
   
  fxPAPI_Destroy
 

ドライバの設定情報の既定値の設定を利用する場合には1回の送信毎に下記処理を繰り返します。

  fxPAPI_Create
   
  fxPAPI_Reset(hAPI, "FaxToNum")         追加する処理
   
  fxPAPI_SetFaxShowDialog(hAPI, FALSE)      追加する処理
   
  fxPAPI_Set/fxPAPI_SetEX
   
  fxPAPI_SetDefaultPrinter
   
  ドライバの設定情報の既定値を利用した印刷処理/FAX送信処理
   
  fxPAPI_ResetDefaultPrinter
   
  fxPAPI_Destroy
     

※各関数の機能や仕様に関しては製品付属のPSLAD2の仕様書を参照してください。