インストールに関しましては、以前のバージョンのものと操作について変更はありません。
インストーラを起動するまでの、ファイルのコピー元が変更になったということを先にご理解いただきたいと思います。
以下にCD-ROMでの手順を中心にFDとの違いをまとめました。
- CD-ROMをマウントします。
FDはシステム標準でマウントされておりますが、CD-ROMはマウントされていない場合がございますのでCD-ROMがマウントされていない場合は以下のコマンドを入力し、CD-ROMのマウントを行います。
なお、SunOS(TM) のデバイスファイル名は、お客様自身で、調査していただく必要がございます。(以下のままで良い場合もあります、システムにより以下のデバイスファイルでも、問題無くマウントできます。/devディレクトリをご確認下さい。)
Linux (R) では、最新バージョンのOSでは、システム起動時にCD-ROMをマウントするものもございます。Solaris(TM) では、CD-ROMドライブにCDを格納すると、自動でマウントが行われますので、コマンド入力は必要ありません。
※FDではこの操作が必要なかったと思いますが、CD-ROMが外付けのマシンでは、この操作が必要になります。
SunOS (TM) mount -t hsfs -o ro /dev/sr0 /cdrom
※マウント先のディレクトリ”/cdrom”は事前に作成して下さい。
Linux (R) mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
HP-UX (TM) mount -F cdfs -o cdcase /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom
※マウント先のディレクトリ”/cdrom”は事前に作成して下さい。 - マウントしたディレクトリから、UNIX Filterのtarファイルを /tmpディレクトリにコピーします。
※FDでは、tarコマンドによってFDから直接コピー(解凍)を行っていたものが、CD-ROMはディレクトリとして認識されますので、コピーコマンドにより、ディレクトリにコピーする必要があります。
SunOS (TM) /HP-UX (TM) cd /tmp
cp /cdrom/uxfilter.tar.
Solaris (TM) cd /tmp
cp /cdrom/cdrom0/uxfilter.tar .
Linux (R) cd /tmp
cp /mnt/cdrom/uxfilter.tar . - コピーしたファイルからUNIX Filterのインストールファイルを取り出します。(全OS共通)
※FDでは、FDに対して行っていたコマンドを、CD-ROMからコピーしたファイルに変更されました。
tar xvf ./uxfilter.tar - ここでtarコマンドにより、インストーラ、READMEファイル、UNIX Filter本体が取り出されます。
※FDでは、FDにtarコマンドを行った時点で、以下のファイルがカレントディレクトリにコピー(解凍)されています。
install.sh
README
ufilter.tar
ufilter2.tar
ufilter3.tar
※ufilter2.tar、ufilter3.tarはカラー版のみ。install.shは通常版のみ、アップデート版はufinstchkというインストールチェックツールが格納されています。 - インストーラを起動し、UNIX Filterをインストールします。これ以降の操作は、以前のバージョンと変更はございません。
※FDでも同じコマンドを入力していました。
./install.sh
※アップデート版ではufinstchkを実行後、インストーラが作成されます。
FDをドライブに挿入し直接、tarコマンドを入力し、カレントディレクトリにufilter.tar ファイルやインストーラを直接コピーしていたものが、CD-ROMからファイルをコピーするという操作が増え、tarファイルの解凍先がFDからコピーしてきたファイルに変わったというものです。
FDドライブもシステム標準で無い場合は、マウントコマンドが必要になりますので、それがシステムがマウントするか、自身でマウントするかという事の差になっています。
インストーラを起動後は、基本的なインストール操作に関しましては、以前のバージョンの操作をされた方であれば問題なく操作できると思います。