■PLW/XPL2版のPSLAD2をART版に統合しました。
(1)統合化版PSLAD2とは
以前のバージョンのPSLAD2では、ARTドライバ用、PLW(ART EX)ドライバ用および、XPL2ドライバ用の3種類のPSLAD2コンポーネント(DLL)を提供していました。
上記3つのコンポーネントを1つにまとめることで(→統合化)、異なる種類のプリンタ(プリンタドライバ)でも共通に使用できるように対応しました。
例えば、以前であれば、上位アプリケーション側でプリンタドライバの種別(ART/PLW(ART EX)/XPL2)に対応した、適切な関数を都度切り分ける必要がありました。
しかし、統合化PSLAD2では、上位アプリケーション側でプリンタドライバの種別を意識することなく使用できるようになりました。
(2)注意事項
下記のコンポーネントは統合化PSLAD2では使用できません。旧バージョンとの互換性はありますので、今まで通りのインタフェースで使用可能です。
XPL2LIB32 → XPL2LIB32.DLL
統合化PSLAD2からは、PSLAD32(PSLAD32.DLL)を使用していただくことになります。
2.旧バージョンからの移行方式
旧バージョンにてPLWLIB32または、XPL2LIB32を使用している場合、アプリケーション側に以下の修正が必要となります。移行方式に関して説明します。
・以下のインクルードファイルならびに、LIBファイルは使用しませんので削除してください。
Prnapi_XPL2.h
PLWLIB32.LIB
XPL2LIB32.LIB
・代わりに”Prnapi.h”をインクルードファイルとして追加してください。
・また、リンクリストに”PSLAD32.LIB”を追加してください。
・最後に、関連するソースファイルの再コンパイル並びに、アプリケーションのリンケージ作業を行います。以上で移行作業は完了です。
※旧バージョンPSLAD2とは、【Ver.2.1.0.0】以前のバージョンを指します。